(目的)

第1条　この要領は、勝浦市国民健康保険の被保険者(以下「被保険者」という。)の短期人間ドックの受検を促進し、もって生活習慣病等の予防並びに早期発見、早期治療による被保険者の健康の保持増進を図るとともに国民健康保険事業の健全運営に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条　この要領において「短期人間ドック」とは、次条に定める要件に該当する被保険者の申請に基づき、検査医療機関において、2日以内で行う総合的な精密検査(高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)に規定する特定健康診査に相当する検査を含むものに限る。)及び脳精密検査をいう。

(対象者)

第3条　短期人間ドック利用の対象となる者は、勝浦市国民健康保険の被保険者であって、次の各号(脳精密検査の受検にあっては、第6号を除く。)に掲げる要件に該当するものとする。ただし、市長が特別の事情があると認めた場合は、この限りでない。

(申請)

第4条　短期人間ドックを利用しようとする者は、勝浦市国民健康保険短期人間ドック利用申請書(別記第1号様式。以下「申請書」という。)に必要事項を記載のうえ、検査予定日の30日前までに勝浦市国民健康保険被保険者証(以下「被保険者証」という。)を添えて申請するものとする。ただし、30日前までに申請できなかったことについて、市長がやむを得ないと認めた場合は、この限りでない。

(承認等)

第5条　市長は、前条の規定により申請書を受理したときは、その内容を審査し、その適否を決定し、15日以内に勝浦市国民健康保険短期人間ドック利用承認決定通知書(別記第2号様式)又は勝浦市国民健康保険短期人間ドック利用不承認決定通知書(別記第3号様式)により申請者に通知するものとする。

(受検)

第6条　前条の規定により短期人間ドック利用の承認の通知を受けた者(以下「受検決定者」という。)は、検査医療機関に被保険者証を提示し、短期人間ドックを受けるものとする。

(助成)

第7条　同一年度内において助成を受けることができる回数は、2日以内で行う総合的な精密検査及び脳精密検査についてそれぞれ1回とする。

(請求)

第8条　短期人間ドックを受検した者(以下「受検者」という。)が、検査費用の助成額を請求するときは、勝浦市国民健康保険短期人間ドック利用費助成請求書(別記第4号様式)に検査医療機関の発行した領収書、検査明細書等を添えて市長に請求するものとする。

(支払)

第9条　市長は前条の請求があったときは、内容を確認のうえ、速やかに支払わなければならない。

(返還)

第10条　市長は、受検決定者又は受検者が次の各号のいずれかに該当するときは、利用承認決定通知書を返還させ、又は助成金を返還させることができる。

(委任)

第11条　この要領に定めるもののほか、必要な事項は市長が別に定める。