○勝浦市電子調達システム運用基準

平成20年10月21日

告示第95号

1 総則

1.1 趣旨

この運用基準は、勝浦市電子調達システムの適切かつ円滑な運用を図るため、法令又は勝浦市財務規則(平成5年勝浦市規則第4号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

1.2 用語の意義

(1) 勝浦市電子調達システム

勝浦市の発注する工事又は製造の請負、調査・測量・設計等の委託及び物品の買入れ等に係る入札を処理するシステムで、電子入札システム、入札情報サービス及び入札参加資格申請システムをもって構成する。

勝浦市電子調達システムは、千葉県と千葉県内の市町村が共同利用する「ちば電子調達システム」を利用するものとする。

(2) 電子入札システム

入札案件の登録から参加申請書・入札書の提出及び受理並びに落札者決定までの事務(以下「入開札事務」という。)をコンピュータとネットワーク(インターネット等)を利用して処理するシステムをいう。

(3) 入札情報サービス

発注見通し、入札公告及び入札結果等に関する情報をインターネット上に公表するシステムをいう。

(4) 入札参加資格申請システム

入札参加希望業者が入札に参加するため、入札参加資格者名簿へコンピュータとネットワーク(インターネット等)を利用して登録申請を行うシステムをいう。

(5) 入札参加資格者名簿

勝浦市建設工事等入札参加業者資格者名簿をいう。

(6) 電子入札

この運用基準において、電子入札システムにより処理する入開札事務をいう。

(7) 紙入札

紙に記載した競争入札参加資格確認申請書、入札書及び見積書等を使用して行う入開札事務をいう。

(8) 電子入札業者

この運用基準において、電子入札に参加する入札参加者をいう。

(9) 紙入札業者

紙に記載した競争入札参加資格確認申請書、入札書及び見積書等を使用して行う入札参加者をいう。

(10) 発注機関

案件を発注する勝浦市をいう。

(11) ICカード

ちば電子調達システムを利用できる認証局が発行した電子的な証明書を格納しているカードをいい、勝浦市電子調達システムにおいては、電子入札業者と発注機関の双方でICカードを使用し情報のやり取りを行う。

インターネットなどを利用した電子文書のやり取りで、なりすましや改ざんを防止するために使用する。

(12) 電子くじ

電子入札システムにおいて、くじの公平性を保つため、電子入札業者が入力した任意の数値(くじ入力番号)と処理時刻を用いた演算式により、コンピュータで落札者を決定する機能をいう。

2 共通事項

2.1 電子入札システムについて

電子入札システムとは、入札手続き及びこれに関連する情報公表等をインターネット技術を利用して行うことにより、入札過程におけるコスト縮減を図るとともに、発注機関におけるより一層の透明性を図るものとする。

また、このシステムは、従来紙により行われてきた各業務を電子化することにより、入札・契約事務の簡素化・合理化等を図るものとする。

システムは、発注機関で案件登録、入札参加資格、入札書等の受付確認及び通知、開札執行、開札結果の通知などを行う「発注者機能」、電子入札業者が入札書提出などを行う「受注者機能」、電子データの授受、非改ざん等を保証する「電子認証機能」等から構成される。

2.2 電子入札システムの利用者について

電子入札システムを利用する者は、勝浦市電子入札システムを利用できる認証局(以下「コアシステム対応認証局」という。)が発行した電子証明書を格納したICカード(以下「ICカード」という。)を取得し、入札参加資格者名簿に登録された者とする。

注:電子証明書とは、情報の発信者が本当に本人であることを受信者に証明する電子的な証明書で、インターネット上の身分証明書として利用する。

2.3 対象入札方式

電子入札システムの対象入札方式は、次の入札方式とする。

① 一般競争入札方式

② 指名競争入札方式

③ 随意契約

2.4 対象入札案件

この基準は、電子入札で行うものとして、あらかじめ勝浦市が指定及び公表する、工事又は製造の請負、工事用材料の買入れ及び設計・測量・調査等の委託及び物品の買入れ等に係る調達案件に適用する。

この基準を適用する入札にあっては、原則として全ての入札参加者が電子入札システムにより電子入札を行うものとする。

2.5 入札情報サービスについて

入札情報サービスは、調達案件や入札結果などの入札に関する情報をインターネット上に公表するシステムであり、入札参加業者及び市民が誰でも情報にアクセスできるようにし、電子入札の透明性の向上を図るものとする。

2.6 入札参加資格申請システムについて

入札参加資格申請システムとは、インターネット上で入札参加資格登録を行うシステムであり、書類作成及び市役所来庁負担軽減等を図るものとする。

2.7 システムに関する問い合わせについて

勝浦市は、電子入札システムを利用する利用者に対し、円滑にシステムを運用するためちば電子調達システムサポートデスクを利用するものとする。

2.7.1 ちば電子調達システムサポートデスクの受付時間

ちば電子調達システムサポートデスクの受付時間は、県の休日(千葉県の休日に関する条例を参照)を除く9:00から17:00とする。

2.8 システムの運用時間

電子入札システム、入札情報サービス(PPI)及び入札参加資格申請システムの運用日は、原則として無休とし、運用時間は、下記のとおりとする。

No.

対象者

電子入札システム

入札情報サービス

入札参加資格申請システム

1

発注期間

8:00から24:00

0:00から24:00

8:00から24:00

2

受注者

8:00から24:00

0:00から24:00

8:00から24:00

ただし、システムメンテナンス等によりシステムを停止できるものとする。

その場合、ちば電子調達システム受注者ポータルサイト又は勝浦市ホームページにおいて当該情報を公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

3 電子入札システム

3.1 ICカードの取扱いについて

3.1.1 利用者登録について

電子入札業者は、初めて電子入札システムを利用する場合及び新しくICカードを取得した場合、電子入札システムの利用者登録を行うものとする。

利用者登録は、入札参加資格者名簿とICカードの情報が一致していなければならない。

3.1.2 利用者登録内容の変更について

電子入札業者は、電子入札利用者登録事項に変更が生じた場合、速やかに登録内容の変更を行うものとする。

変更内容は以下のものとする。

企業情報

① 電話番号

② FAX番号

③ 部署名

代表窓口情報、ICカード利用部署情報

① 連絡先名称(部署名等)

② 連絡先郵便番号

③ 連絡先住所

④ 連絡先氏名

⑤ 連絡先電話番号

⑥ 連絡先FAX番号

⑦ 連絡先メールアドレス

3.1.3 ICカードの名義人について

ICカードの名義人(商号又は名称、住所を含む。以下同じ。)は、入札参加資格審査を申請した代表者又は代理人(年間委任状における入札に関する権限の受任者とする。以下同じ。)とする。ただし、代理人は代表者のICカードを利用できるものとする。

なお、名義人の変更等の事由が発生した場合、必要に応じて再取得の手続きを行うものとする。

3.1.4 ICカード複数枚の登録について

電子入札業者は、ⅠCカードの喪失又は破損等に備えて、予備のICカードを購入しあらかじめ利用者登録を行うことを推奨する。

3.1.5 ICカードの更新について

電子入札業者は、入札参加途中の案件で使用しているICカードの有効期限切れが間近の場合、ICカードの更新を行うものとする。

また、ICカードの更新は、旧ICカードの有効期限内に限り実施可能なものとする。

ただし、更新のための新規ICカードは、「ICカード企業名称」「ICカード取得者氏名」「ICカード取得者住所(ローマ字表記)」「所属組織の本店所在地」のカード登録内容のすべてが旧ICカードと一致するものとする。

ICカードの更新後、旧ICカードは有効期限内であっても利用不可能となるため注意するものとする。

3.1.6 ICカードの失効について

電子入札業者は、以下に示す事象が発生した場合、ICカードが失効となるため、速やかに認証局へICカードの失効申請を行うものとし、必要に応じて再取得の手続きをとるものとする。

① 紛失・盗難

② 破損

③ 利用中止

④ ICカードがロックした時(ICカード用PINの誤入力)

⑤ 名義人となっている代表者を変更した時

⑥ 以下に示す、電子証明書情報を変更した時

・ICカード企業名称

・ICカード取得者氏名

・ICカード取得者住所

・所属組織の本店所在地

(登記事項証明書記載の本店住所が変更となった場合のみ)

⑦ 利用者が退職した時

3.1.7 特定建設工事共同企業体におけるICカードの取扱い

特定建設工事共同企業体(以下「特定JV」という。)用に使用できるICカードは、特定JVの構成員の代表者(入札参加資格者名簿に登載されている者)又は代理人のICカードとする。

3.2 対象入札案件の取扱いについて

3.2.1 一般競争入札参加資格確認申請書等の提出について

入札参加希望者は、電子入札案件について、一般競争入札参加資格確認申請書等の提出は、電子入札システムで行わなければならない。

入札参加希望者は、入札参加申込締切日時(締切日時直前)から相当な期間余裕をもって、一般競争入札参加資格確認申請書等を提出するものとする。

3.2.2 一般競争入札参加資格確認申請書等の提出後の辞退について

入札参加者は、入札参加者の都合により、一般競争入札参加資格確認申請書等の提出後、入札書の提出前に入札を辞退する場合、入札書受付締切予定日時までに電子入札システムにより辞退の理由を明記した辞退届を提出するものとする。

3.2.3 入札参加申込締切日時を変更した場合について

発注機関の都合により入札参加申込締切日時を変更した場合、入札参加申込をした者に対し電話等により連絡するとともに、勝浦市ホームページにおいて速やかに公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

3.2.4 案件が変更された場合について

発注機関の都合により調達案件情報を修正した場合、入札参加申込みをした者に対し電話等により連絡するとともに、勝浦市ホームページにおいて速やかに公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

3.2.5 案件が取り消しされた場合について

発注機関の都合により入札参加申込締切日時前、入札書受付締切予定時刻前及び開札前に調達案件を取り消した場合、既に提出済みの一般競争入札参加資格確認申請書、入札書等は無効とし、入札参加申込をした者に対し電子入札システムにより中止通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムにより速やかに中止通知書の内容を確認するものとする。

また、勝浦市ホームページにおいて速やかに公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

3.3 一般競争入札参加資格確認申請書等の添付資料の取扱いについて

3.3.1 必要書類の添付について

一般競争入札参加資格確認申請書等の必要書類等は、電子入札システムの添付機能を利用して電子ファイルで添付するものとし、ファイル容量は3MB以内とする。

添付する書類の作成ツールは次のとおりとする。

No.

使用アプリーケーション

保存するファイル形式

1

Microsoft Word

Word2007形式以下での保存

2

Microsoft Excel

Excel2007形式以下での保存

3

PDFファイル

Adobe Reader 9以下で作成したもの

4

テキストファイル

5

画像ファイル

JPEG及びGIF形式

注:ファイル名に半角の「&」、「、」は利用できませんので注意してください。

3.3.2 ファイルの圧縮形式について

ファイルの圧縮形式は、zip又はlzh形式に限定し、自己解凍形式(exe形式)は無効とする。

3.3.3 ウィルス対策について

入札参加者は、ウィルス対策用のアプリケーションソフトを導入の上、常に最新のパターンファイルを適用し、書類を作成、添付する際に、必ずウィルス感染のチェックを行うものとする。

添付された書類にウィルス感染があった場合、発注機関は、速やかに当該書類を添付した者に連絡し警告するとともに、対応(書類の提出方法等)について協議するものとする。

3.3.4 必要書類の再提出について

一般競争入札参加資格確認申請書等に添付した書類に誤り等があり受付票を受理していないときは、参加申込締切日時までに発注機関に電話で再提出の申し入れを行い、承認を得たものに限り必要書類の再提出ができるものとする。

3.3.5 電子入札システムで添付できない必要書類の提出について

添付する書類のサイズが3MBを超える場合、別途指定がある場合及び添付することが困難な書類にあっては、郵送、ファクシミリ又は持参により提出するものとする。

この場合、「提出書類一覧表」(別記第1号様式)を電子入札システムの添付機能を利用して電子ファイルで送信した後、次により郵送、ファクシミリ又は持参により提出するものとする。提出する書類は、電子入札システムの競争参加資格確認申請書受付票の写し及び当該提出に係る必要書類一式とし、電子入札システムでの提出との分割は認めない。

郵送の場合は、配達記録が残る書留、郵便等を利用するものとする。

提出先は、公告文記載の入札執行課とする。

提出期限は、電子入札システムの提出期限と同一とし、入札執行課は必要な関係書類をすべて受理した時点で、電子入札システムにより競争参加資格確認申請書受付票を発行するものとする。

紙入札業者については、「提出書類一覧表」、電子入札システムの競争参加資格確認申請書受付票の写し及び当該提出に係る必要書類一式を提出期限内に入札執行課へ提出するものとする。

3.4 指名通知及び入札書の取扱いについて

3.4.1 指名通知について

指名通知は、電子入札システムを利用して行うものとする。指名通知書の内容は、以下のものとする。

・登録番号

・商号名称

・代表者氏名

・調達案件番号

・調達案件名称

・入札開始日時

・入札書提出締切日時

・工事等の箇所

・工事等の名称

・電子入札約款、契約条項を示す場所及び日時

・電子入札に入力する金額

・保証金に関する事項

・入札に関する注意事項

3.4.2 入札書の提出について

入札参加者は電子入札案件について、電子入札システムを利用して入札書の提出を行わなければならない。

入札書の提出期限は、あらかじめ発注機関が設定した入札書受付締切予定日時をもって、電子入札システムにより締め切るものとする。

以降発注機関は、いかなる場合においても入札書受付締切後は、入札書を受付けないものとする。

入札書受付締切予定日は、入札書受付開始予定日の翌日以降とし、開札予定日は、入札書受付締切予定日の翌日を標準とする。

ただし、入札書受付締切予定日の翌日が休日(土日祝日及び年末年始を含む。)の場合、休日の次の平日とする。

入札参加者は、入札書受付締切予定日時(締切日時直前)から相当な期間余裕を持って、入札書を提出するものとする。

3.4.3 入札書受付締切予定日時を変更した場合について

発注機関の都合により入札書受付締切予定日時を変更する場合、電子入札システムにより入札参加者に対し日時変更通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムより速やかに日時変更通知書の内容を確認するものとする。

また、勝浦市ホームページにおいて速やかに公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

3.4.4 入札書提出後の辞退について

入札参加者の都合により、入札書の提出後に入札を辞退する場合、次により申し出るものとする。

入札書受付締切予定日時までにあっては、電子入札システムにより辞退の理由を明記した辞退申請書を提出するものとする。

入札書締切予定日時以降、開札開始予定日時までは、電話等で入札を辞退する旨を連絡の上、辞退の理由を明記した入札辞退届を入札執行課に持参により提出するものとする。

3.4.5 入札書未提出の取扱いについて

入札参加者が、入札書受付締切予定日時までに入札書の提出を行わず、かつ、開札開始予定日時までに入札辞退届の提出を行わなかった場合、「未入札」として取り扱うものとする。

3.5 入札金額内訳書の取扱いについて

3.5.1 入札金額内訳書の添付について

入札参加者は、公告の規定により入札金額内訳書を添付する案件については、電子入札システムの添付機能を利用して電子ファイルで添付するものとし、ファイル容量は3MB以内とする。入札金額内訳書は、「案件名称」及び「商号又は名称」を記載したものを表紙とすることとする。

添付する書類の作成ツールは次のとおりとする。

No.

使用アプリーケーション

保存するファイル形式

1

Microsoft Word

Word2007形式以下での保存

2

Microsoft Excel

Excel2007形式以下での保存

3

PDFファイル

Adobe Reader 9以下で作成したもの

4

テキストファイル

5

画像ファイル

JPEG及びGIF形式

注:ファイル名に半角の「&」、「、」は利用できませんので注意してください。

3.5.2 ファイルの圧縮形式について

ファイルの圧縮形式は、zip又はlzh形式に限定し、自己解凍形式(exe形式)は無効とする。

3.5.3 ウィルス対策について

入札参加者は、ウィルス対策用のアプリケーションソフトを導入の上、常に最新のパターンファイルを適用し、書類を作成及び添付する際に、必ずウィルス感染のチェックを行うものとする。

添付された書類にウィルス感染があった場合、発注機関は、速やかに当該書類を添付した者に連絡し警告するとともに、対応(書類の提出方法等)について協議するものとする。

3.5.4 電子入札システムで添付できない入札金額内訳書の提出について

入札参加者は、添付する入札金額内訳書のサイズが1MBを超える場合、別途指定がある場合及び添付することが困難な場合にあっては、郵送で提出するものとする。

この場合、「提出書類一覧表」(別記第1号様式)を電子入札システムの添付機能を利用して電子ファイルで送信した後、次の手順により郵送で提出するものとする。

① 2重封筒とすること。

② 中封筒に入札金額内訳書を入れ、その表に入札金額内訳書在中の旨並びに件名を記入すること。

③ 表封筒に「入札書受信確認通知」を印刷したもの及び中封筒を入れること。

④ 入札書受付締切予定日を指定(配達日指定郵便)して、配達記録が残る書留郵便等を利用すること。

⑤ 郵送先は公文書記載の入札執行課とする。

上記の規定にかかわらず、別途指定がある場合は、それに従うものとする。

3.6 開札について

3.6.1 開札方法について

発注機関は事前に設定した開札予定日時後に、速やかに開札を行うものとする。

ただし、紙入札業者がいる場合は、入札執行職員の開札宣言後、紙媒体の入札書を開封し、その内容を電子入札システムに登録後、電子入札書を一括開封し落礼者決定を行うものとする。

3.6.2 開札時の立会いについて

開札は、入札参加者(開札立会人)の面前において電子入札システムにより行うものとする。入札参加者が立ち会わないときは、当該入札事務に関係のない職員を立ち会わせるものとする。

前記の規定にかかわらず、入札事務の公正かつ適正な執行の確保に支障がないと認めるときは、入札参加者及び当該入札事務に関係のない職員を立ち会わせないことができる。

3.6.3 落札者決定について

発注機関は落札者が決定した場合、電子入札システムにより入札参加者全員に落札者決定通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムにより速やかに落札者決定通知書の内容を確認するものとする。

3.6.4 くじになった場合の取扱い

落札となるべき同価格の入札参加者が2人以上あり、くじにより落札者の決定を行うこととなった場合、発注機関は直ちに電子入札システムにおいて電子くじを実施し、電子入札システムにより、入札参加者全員に落札者決定通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムより速やかに落札者決定通知書の内容を確認するものとする。

紙入札業者については、入札書に記載したくじ番号を入札執行者が入力するものとする。ただし、入札書にくじ番号の記載がない場合には、電子入札システムから機械的に付番される番号をくじ番号とする。

3.6.5 再度入札について

発注機関は再度入札が必要な場合、入札参加者のうち再度入札対象者に対し、電子入札システムにより再入札通知書を発行するものとする。

再度入札対象者は、電子入札システムより速やかに再入札通知書の内容を確認するものとする。

入札書又は見積書(以下「再入札書等」という。)の提出期限は、原則として初回開札日の翌日とする。

ただし、発注機関が「すべての再入札書等の提出が確認できれば直ちに開札する」旨を再入札通知書又は、見積依頼通知書に明記してある場合、すべての再入札書等の提出を確認後、直ちに開札するものとする。

3.6.6 不落随意契約について

発注機関は不落随意契約(落札者がいないときの随意契約(以下「不落随契」という。))に移行する場合、電子入札システムにより見積依頼対象者に見積依頼通知書を発行するものとする。

見積依頼対象者は、電子入札システムより速やかに見積依頼通知書の内容を確認するものとし、以下のとおり処理を行うものとする。

ただし、下記の処理を行わない場合、不落随意契約参加意思のない者と見なすものとする。

① 見積書提出意思のある者は、見積書の提出を行うこと

② 見積書提出意思のない者は、辞退届を必ず提出すること

3.6.7 入札の保留について

発注機関は入札を保留する場合、電子入札システムにより入札参加者全員に保留通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムより速やかに保留通知書の内容を確認するものとする。

3.6.8 開札の延期について

発注機関は開札を延期する場合、電子入札システムにより入札参加者全員に日時変更通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムより速やかに日時変更通知書の内容を確認するものとする。

3.6.9 入札の取止めについて

発注機関は入札不調等により入札を取止めする場合、電子入札システムにより入札参加者全員に取止め通知書を発行するものとする。

入札参加者は、電子入札システムより速やかに取止め通知書の内容を確認するものとする。

3.6.10 入札結果公表について

発注機関は開札を行った場合、入札結果を電子入札システムにおいて速やかに公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

また、入札執行課は入札情報サービス又は勝浦市ホームページにより速やかに入札結果を参照できるものとする。

3.7 電子入札案件に紙入札業者として参加する場合

3.7.1 紙入札業者として参加を認める場合の条件について

発注機関は、次の事由に該当する場合に限り、紙入札業者による入札参加を認めるものとする。

① 紙入札業者が、電子入札導入のため、ICカード発行の申請中の場合

② 電子入札業者が、ICカードの記載事項(名義人等)の変更により電子入札システムが利用できない場合

③ 電子入札業者が、ICカードの失効及び破損等でICカードが使用できなくなり、ICカード再発行の申請中の場合

④ パソコン、インターネット環境等のシステム障害及びやむを得ないと認められる事由により、入札締切日時までに入札書が提出できない場合

⑤ その他、市長がやむを得ないと認めた場合

3.7.2 紙入札業者として参加する場合の取扱いについて

入札参加者は、紙入札業者として入札に参加する場合、入札参加申込締切日時までに「電子入札案件 紙入札方式参加届出書」(別記第2号様式)を発注機関へ持参し提出するものとする。

また、電子入札業者として入札に参加したのち、前項②、③及び④の理由により、電子入札システムを利用できない場合、入札書受付締切予定日時までに「電子入札案件 紙入札方式参加届出書」を発注機関へ持参し提出するものとする。

ただし、紙入札業者として入札参加申込をした後の電子入札業者への変更は認めないものとする。

3.7.3 紙入札業者の提出期限及び提出場所について

紙入札業者として入札に参加する場合の一般競争入札参加資格確認申請書及び入札書等の提出期限、提出場所及び提出方法は、「電子入札案件 紙入札方式参加届出書」(別記第2号様式)を発注機関に提出した後に通知されるものとする。

3.7.4 紙入札業者の再度入札について

発注機関は再度入札となった場合、3.6.5の規定により再度入札を実施するため、紙入札業者は、入札書受付締切予定日時までに「入札書」(別記第3号様式)を入札執行課へ提出するものとする。

4 入札参加資格申請システム

4.1 利用者番号とパスワードの付与

利用者番号とパスワードの付与については、別に定めるものとする。

4.2 申請者の責任

4.2.1 利用者番号とパスワードの管理

申請者は、入札参加資格申請システムの利用の際に利用者番号及び本人が登録したパスワードについて自己の責任において厳重に管理し、パスワードについては定期的な変更により第三者への漏洩防止に努めることとする。

また、勝浦市は、申請・届出等について、厳重に管理された利用者番号及びパスワードを用いて、本人あるいは代理人により行われたものとして処理する。

4.2.2 利用者番号及びパスワードの紛失、盗難及び不正使用等

申請者は、利用者番号及びパスワードの紛失、盗難及び不正使用等が判明した場合は、速やかに勝浦市に通知する義務を負い、その指示に従うものとする。

4.2.3 障害等により利用できなくなった場合

申請者は、入札参加資格申請システムが障害等により利用できなくなった場合は、速やかに勝浦市に連絡する義務を負い、その指示に従うものとする。

4.2.4 住所等に変更があった場合

申請者は、住所又は所在地、氏名、商号又は名称及びEメールアドレス等に変更があった場合は、速やかに勝浦市が定める所定の変更手続きを行うものとする。

4.3 申請・届出等の委任

4.3.1 申請・届出等の第三者への委任

申請者が、勝浦市に対する申請・届出等を第三者に委任する場合、当該委任を受けて申請・届出等を行う者は当該手続きに関する全権を委任されたものとする。

4.3.2 申請・届出等の委任による損害

委任に係る申請者若しくは他の第三者が被った損害については、勝浦市は一切の責任を負わないものとする。

4.4 個人情報の保護

申請者の個人情報については、個人情報保護関連法令等及び勝浦市個人情報保護条例等に基づいた取扱いを行い、個人情報の保護を行うこととする。

また、申請者は、入札参加資格申請システムにおいて他人のプライバシーの侵害をする行為をしてはならない。

5 システム障害等の取り扱いについて

5.1 発注機関のトラブル

発注機関は、勝浦市電子調達システム用サーバー及びネットワークなどに障害が発生し、入開札業務が処理できないことが判明した場合、その原因、復旧見込み等を調査検討し、入開札業務の延期及び紙入札への移行など運用の変更を行うものとする。

この場合、発注機関は、状況に応じて勝浦市ホームページ、電子メール及び電話等の手段により入札参加者(入札参加希望者を含む)に連絡・公表するため、入札参加者は最新の情報に留意するものとする。

5.2 電子入札業者のトラブル

5.2.1 入札参加希望者がICカードを紛失又は破損した場合

入札参加希望者は、入札参加申請前にICカードを紛失又は破損した場合、速やかに認証局に電話連絡を行い、認証局の指示に従いICカードを無効とする申請及び再発行の手続きを行うものとし、ICカード再発行後、新たに利用者登録を行うものとする。

ICカードの再発行が間に合った場合又は予備のICカードが準備できている場合は、再発行後のICカード又は予備のICカードにより電子入札システムに参加するものとし、ICカードの再発行が間に合わなかった場合又は予備のICカードを準備できない時は、速やかに3.7の規定により紙入札業者として入札に参加する手続きを行うものとする。

5.2.2 入札参加業者がICカードを紛失又は破損した場合

入札参加者は、入札参加途中にICカードを紛失又は破損した場合、予備のICカードが準備できている場合は、代替のICカードにより現在参加途中の電子入札案件に対して処理を継続して行うものとし、予備のICカードを準備できない時は、速やかに3.7の規定により紙入札業者として入札に参加する手続きを行うものとする。

また、入札参加者は、速やかに認証局に電話連絡を行い、認証局の指示に従いICカードを無効とする申請及び再発行の手続きを行うものとし、ICカード再発行後、新たに利用者登録を行うものとする。

5.2.3 プロバイダ障害、回線障害及び認証局障害の場合

入札参加者は、プロバイダ障害、回線障害及び認証局障害の場合、インターネット接続業者又は認証局等に電話連絡を行い、障害の状況を調査し、長時間復旧の見込みがたたない時は、速やかに3.7の規定により電子入札業者から紙入札業者へ移行手続きを行うものとする。

また、入札参加希望者は電子入札参加前に、インターネット接続業者又は認証局等のホームページにアクセスし、サービスの運用状況等のチェックを行うものとする。

5.2.4 停電が起こった場合

入札参加者は、天災、電力会社の原因による広域的・地域的な停電が発生した場合、テレビ・ラジオ等のメディア情報により、復旧の状況を調査し、長時間復旧の見込みがたたない時は、速やかに3.7の規定により電子入札業者から紙入札業者へ移行手続きを行うものとする。

5.2.5 機器類(パソコン等)に障害が起こった場合

入札参加者は、機器類(パソコン等)に障害が起こった場合、購入した販売店又はメーカー等に電話等で連絡を行い、障害の状況を調査し、長時間復旧の見込みがたたない時、又は、代替機器を準備できない時は、速やかに3.7の規定により電子入札業者から紙入札業者へ移行手続きを行うものとする。

5.2.6 その他の場合

入札参加者は、上記以外の事象により電子入札システムに参加できなくなった場合、又は、電子入札に関する質問等がある場合、ちば電子調達システム受注者ポータルサイトに掲載してある、FAQ(よくある質問事例集)を参照し、該当事例がある場合は、その対応方法に従い対応するものとする。

また、上記により対応できない場合は、ちば電子調達システムサポートデスク又は発注機関に電話で連絡を行い、その指示に従い対応するものとする。

6 不正行為等の取り扱いについて

6.1 ICカードを不正使用等した場合の取扱いについて

発注機関は、入札参加者が次に掲げる場合その他ICカードを不正に使用等した場合には、当該入札参加者の指名を取り消す等、当該入札への参加を認めないことができるものとする。

落札後に不正使用等が判明した場合には、契約締結前であれば、契約締結を行わないことができるものとする。

また、契約締結後に不正使用等が判明した場合には、事業の進捗状況等を考慮して契約を解除するか否かを判断するものとする。

不正に使用等した場合の例示

① 他人のICカードを不正に取得し、名義人になりすまして入札に参加した場合

② 代表者又は利用者に関する情報が変更となっているにもかかわらず、変更前の代表者又は利用者のICカードを使用して入札に参加した場合

③ 同一案件に対して、故意に複数のICカードを使用して複数の参加申請書や入札書を提出して入札に参加した場合

6.2 添付された書類にウィルス感染があった場合

3.3.3又は3.5.3の規定により、発注機関が警告したにも関わらず有効な処置を講じず、再度ウィルスに感染した書類を添付した者については、指名停止等の措置を行うものとする。

7 免責事項

7.1 勝浦市電子調達システムの改修、運用の停止等

勝浦市は、必要があると認めるときは、勝浦市電子調達システムの改修、運用の停止、中止、中断を予告なく行うことができることとする。この場合において発生した利用者の損害について、勝浦市は一切の責任を負わないものとする。

勝浦市は、利用者への事前の通知を行うことなく勝浦市電子調達システム運用基準(以下「運用基準」という。)を変更できるものとする。利用者は、利用の都度、運用基準を確認することとし、運用基準変更後に勝浦市電子調達システムを利用した場合は、変更後の運用基準に同意したものとみなす。

(施行期日)

この基準は、平成20年11月1日から施行する。

(平成23年3月25日告示第17号)

この告示は、平成23年4月1日から施行する。

(平成25年9月20日告示第106号)

この告示は、平成25年10月1日から施行する。

(平成26年3月26日告示第35号)

この告示は、平成26年4月1日から施行する。

(令和元年9月3日告示第30号)

この告示は、令和元年10月1日から施行する。

(令和4年3月28日告示第26号)

この告示は、令和4年4月1日から施行する。

別記第1号様式

 略

第2号様式

 略

第3号様式

 略

勝浦市電子調達システム運用基準

平成20年10月21日 告示第95号

(令和4年4月1日施行)

体系情報
第6類 務/第1章 予算・会計
沿革情報
平成20年10月21日 告示第95号
平成23年3月25日 告示第17号
平成25年9月20日 告示第106号
平成26年3月26日 告示第35号
令和元年9月3日 告示第30号
令和4年3月28日 告示第26号