(趣旨)

第1条　この要綱は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、厳しい経営状況となっている一般社団法人夷隅医師会(以下「医師会」という。)が実施する夷隅准看護師学校の老朽化に伴う改修事業に要する経費について、将来の地域医療及び福祉の担い手となる准看護師を育成する機関の維持発展に資するため、予算の範囲内において、勝浦市夷隅准看護師学校改修事業費支援金(以下「支援金」という。)を交付することにつき、勝浦市補助金等交付規則(昭和44年勝浦市規則第16号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(支援対象経費及び支援金の額)

第2条　支援金の交付の対象となる経費(以下「支援対象経費」という。)は、夷隅准看護師学校の改修に要する経費のうち、市長が必要と認めるものとする。

(交付の申請)

第3条　医師会は、支援金の交付を申請しようとするときは、夷隅准看護師学校改修事業費支援金交付申請書(別記第1号様式)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(交付の決定)

第4条　市長は、前条の規定による申請があったときは、その内容を審査し、支援金の交付を決定したときは、夷隅准看護師学校改修事業費支援金交付決定通知書(別記第2号様式)により、医師会に通知するものとする。

(変更等の承認)

第5条　前条の規定により支援金の交付決定通知を受けた医師会は、当該通知に係る事業の内容、計画等を変更(市長が認める軽微な変更を除く。)し、又は事業を中止し、若しくは廃止する場合においては、速やかに夷隅准看護師学校改修事業変更(中止・廃止)承認申請書(別記第3号様式)に変更等の内容が確認できる書類を添えて、市長に提出し、承認を受けなければならない。

(実績報告)

第6条　医師会は、事業が完了したときは、完了の日から起算して14日以内又は当該年度の3月31日のいずれか早い日までに、夷隅准看護師学校改修事業実績報告書(別記第5号様式)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(支援金の額の確定)

第7条　市長は、前条の規定による報告があったときは、その内容を審査し、支援金の交付の決定の内容及びこれに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき支援金の額を確定し、夷隅准看護師学校改修事業費支援金交付確定通知書(別記第6号様式)により、医師会に通知するものとする。

(交付の請求)

第8条　前条の規定により支援金の額の確定を受けた医師会は、支援金の交付を受けようとするときは、市長が指定する期日までに夷隅准看護師学校改修事業費支援金交付請求書(別記第7号様式)を市長に提出しなければならない。

(交付の決定の取消し及び返還)

第9条　市長は、支援金の交付の決定を受けた医師会が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、支援金の交付の決定の全部又は一部を取り消すことができる。

(関係書類の保存)

第10条　支援金の交付を受けた医師会は、事業に係る帳簿その他の関係書類を整備し、当該事業が完了した日の属する年度の翌年度から起算して5年間保存しなければならない。

(報告及び現地調査)

第11条　市長は、この要綱の目的に即して事業の適正な執行を図り、又は支援金の効果を把握するために必要と認めるときは、医師会に対して報告を求め、又は現地調査を行うことができる。

(補則)

第12条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。