ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 教育委員会 > 生涯学習課 > 文学の散歩道

本文

文学の散歩道

更新日:2024年1月23日更新 印刷ページ表示

文学の香りが漂う詩碑・句碑などが建立されている個所を紹介します。

海と緑に囲まれた勝浦市は、自然景観に恵まれ、冬暖かく夏は涼しい温帯気候を有し、古くから別荘地・避暑地として脚光を浴びていました。そのため、多くの歌人・詩人・小説家などが訪れ、自然に抱かれた勝浦の美しさに感動し、歌詩を詠んだり、小説の舞台にもでてきます。

本行寺

松尾芭蕉 〔本行寺(浜勝浦)〕
御命講や あぶらのやうな 酒五升

勝浦灯台前

富安風生〔勝浦灯台前(川津)〕
鶯や 礁へ落とす 萱の径

鳴海神社付近

与謝野晶子〔鳴海神社付近(浜勝浦)〕
 おお美しい勝浦
 山が緑の
 優しい両手を伸ばした中に
 海と街とを抱いている
 此処へ来ると
 人間も
 船も
 鳥も
 青空に掛る円い雲も
 すべてが平和な子供になる
 太洋で荒れる波も
 この砂の上で
 柔かな鳴海絞りの袂を
 軽く拡げて戯れる
 それは山に姿を仮りて
 静かに抱く者があるからだ
 おお美しい勝浦
 此処に私は「愛」を見た

官軍塚の画像1

中村汀女 〔官軍塚(川津)〕
香焚けば 情こまやかや 春の海

官軍塚の画像2

斉藤茂吉〔官軍塚(川津)〕
海辺ひく山は 重りあひて おのづから
小さき港と 成りゐたりける

鵜原理想郷

篠田悌二郎 〔鵜原理想郷(鵜原)〕
崎山に 千草の平ら 虫の原


チャットボット