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前回は「勝浦ってどんなまち?」でしたが、今回は、「皆で、こんなまちをめざしたい!」という願いを込めた話です。
令和5年4月、新たな「勝浦市総合計画」がスタートしました。今、私の手には、総合計画の真新しい冊子があります。
これは今後12年間にわたるまちづくりの指針です。将来像を『豊かな自然に抱かれて、心豊かに過ごせるまち、かつうら』とし、それを実現するための7つの基本方針のもと、重点施策などを記した市最上位の計画です。
先月の「市政懇談会」では、市内49名の区長さん方にまず、この総合計画についてご理解を頂き、「子どもの未来を拓く」「豊かな自然を活かす」「住みよさを実感できる」まちづくりの具体策をお示しするとともに、各区の要望をお伺いするなど意見交流を行いました。
特に、災害時における地域間支援である「うみ・やま連携」については、大規模災害に備え、被災者の生活環境の確保対策を進める必要があることから、共助の心で災害に立ち向かえるよう、仕組みづくりへのご協力をお願いしたところです。
また、これと同時に、国際武道大学や敬愛大学など、本市と協定を結んでいる各機関との話し合いも始まりました。より良い交流と活性化をめざし、着実に進んでまいりたいと考えます。
今後は成美学園高校にスクーリング(対面授業)に来る高校生もたくさんいます。
「高校生、大学生の皆さん、ようこそ勝浦へ!」とともに、やがて「お帰りなさい!」と言えるよう、10年後の勝浦が、ご縁を結んだ関係人口の増加により、人口減少の質を少しでも変化させることができるとしたら、すばらしいと思いませんか。
皆さんと目標を共有することが未来を拓く一歩となりますように!
勝浦市長 照川由美子