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皆さん、巻頭の「本年度予算」をご覧になりましたか? 今回は、予算や施策に込めた「想い」について、子育ての面からお話したいと思います。
ここ数年間の本市の年間出生数は、約10人ずつ減少し、昨年度は29人です。ある会合で話したとき「1ヶ月の誕生数でしょ?」と聞かれ、「いや、1年間です」と答えたとき、「エーッ!」と驚かれました。以前から『少子化』については話してまいりましたが、本年度からの5ヵ年を重点期間とし、こどもや子育て世帯が健やかに生活できる環境を整備することを最重要施策として取り組みたいと考えます。
新設した「こども未来応援」の七策は、(1)不妊治療費助成金の拡充 (2)妊産婦健診の無償化 (3)おむつ等給付券の拡充と出産祝い金の創設 (4)0歳から2歳児の保育の無償化 (5)保育所・こども園の副食費無償化 (6)在宅子育てに対する助成金の創設 (7)幼稚園型一時預かり事業利用券の支給です。
その根底には『こどもは社会の宝』未来の担い手であるという認識があります。役所内にとどまらず、まちぐるみで行いたいという意味合いから、課の名前を「支援」とせず「応援」としました。
子育ての指令塔として、各課の協力体制と市内外の大学や企業・関係機関との連絡を推進します。
取り組みのひとつとして、子育て世代への移住アプローチを始めました。こどもと高齢者とのふれあいの場の創出や、豊かな自然環境を生かした勝浦ならではの体験プログラムを実施し、定住促進も進めます。
『子育てするなら、勝浦で!みんなでつくろう、ゆりかごのまち』をモットーに、「勝浦こども未来応援団」のおひとりになっていただけませんか?
勝浦市長 照川 由美子