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皆さんは国道128号を走ったときに、部原の高台にたつ新しい建物を目にしたことがありますか?
社会福祉法人さくら会が運営する特別養護老人ホーム「オーシャンビュー勝浦」です。
先日、開所式がおこなわれ、まずは、機能的な施設内部と、景観の素晴らしさに誰もが驚きました。
目の前に広がる感動的なオーシャンビュー!充実した設備と熟練した介護職員の支援体制により、海と緑に囲まれ住み慣れたこの勝浦で、いつまでも暮らしたいという思いを叶える希望の施設であると思います。
いまも高齢者を在宅で介護する、多くの献身的な家族にとりましても、地域における介護施設の充実は、代えがたい安心感をもたらすものと考えます。
本市では現在、高齢化率が約47%、15年後は57%に達すると推計されています。団塊の世代は後期高齢者となり、一層の介護需要の増加が見込まれているところです。
一方で、介護を担う人材の確保は、市内の事業所においても大きな課題となっています。本市としましても、より多くの介護人材確保・定着のため、介護職員研修の費用助成を拡充したところです。
今後も高齢者と接する介護職員の皆さんが、それぞれの職場でやりがいを持ち、継続して働くための支援を進めていきたいと考えます。
これまで総野の蟹田地区において、半世紀にわたり高齢者を受け入れてきた勝浦総野園の歴史は閉じましたが、その過程で結ばれた絆と温かな支援は、お世話になった方々ご家族皆さんの記憶に鮮やかに残っていると思います。私もその一人として心から感謝してやみません。
高齢者を取り巻く環境は大きく変化しています。地域の介護需要に応え、高齢者福祉の充実・発展のために、よりよい環境を目指してまいります。
勝浦市長 照川 由美子