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コラム「市長室より」No.32(広報かつうら令和7年8月号掲載)

更新日:2025年8月8日更新 印刷ページ表示

 

「気候変動データ」から勝浦をみる

文部科学省と気象庁は、「日本の気候変動2025」を5年ぶりに更新しました。科学的知見に基づく日本の気候のこれまでと未来予測を発表、極端な猛暑や豪雨、台風の強大化、海面の上昇などが、今後の社会・経済に影響するリスクを解説しています。
年間の猛暑日数は1995年から2024年の間では平均3日であるのに対し、21世紀末、4度上昇のシナリオでは18.8日となるとの厳しい予測です。災害に繋がるような気候変動の分析もしており、国内では極端な大雨の発生確率が高くなることがわかったとしています。ただ、年間を通じて雨が降らない日も増えているため、降水量は過去130年で変化していないというデータです。
また、これまでの観測結果によると、日本近海の平均海面水温は、世界平均の2倍を超える割合で上昇しており、温暖化が顕著になっています。その背景には、暖流である黒潮があることや、海水よりも暖まりやすい陸地の影響を受けやすいという要素があるといいます。
今回は、この報告内容の一部に触れながら、私たちの「勝浦市」についてもご一緒に見てまいりましょう。
ここで、気象観測が始まってから過去100年以上「猛暑日ゼロ」の本市のデータをみますと、過去最高気温は、大正13年8月23日の34.9度、第2位は、平成12年9月3日の34.6度、第3位は令和5年7月17日の34.5度となっています。昨年は報道機関などで「100年間、猛暑日がないまち」として、その周辺海底の深さと風による好環境が報じられ、移住関係の問合せが増加していますが、今後、楽観視はできません。台風のシーズンになりますので、自宅周辺の状況を正しく把握し、避難のタイミングを逸しないよう、また避難の準備など、日常からの心構えをお願いします。
                                         勝浦市長 照川 由美子

 

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