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コラム「市長室より」No.34(広報かつうら令和7年10月号掲載)

更新日:2025年10月10日更新 印刷ページ表示

 

藻場再生への取り組み 誕生!「勝浦ブルーバーガー」

皆さんは、勝浦近海の藻場の状況をご存じですか?
かつては海の中にも豊かな森があり、様々な海藻が繁茂する磯根で魚介類が育ち、私たちはずっとその恩恵に預かってきました。しかし近年、その藻場が衰退する「磯焼け」が進行しています。
地球温暖化による海水温の上昇など原因は様々ですが、「植食性魚類」による海藻の食害が要因のひとつとなっています。昨年、県立大原高校や地域の漁協と本市が連携し、食卓には普段あがらない植食性魚類の低利用魚「ブダイ」のメンチを学校給食で提供しました。これにより、喫緊の課題に対する一筋の光が見えたところです。
今回は、新たに注目を浴びている「フィッシュバーガー」を紹介します。考案したのは、東急不動産と東急リゾーツ&ステイの2社です。本市と両社は、磯焼けから藻場を守るため、勝浦漁協、新勝浦市漁協、同漁協浜行川藻場保全グループなどと共に対策協議会を設置し、藻場保全への本格的な取り組みを始めました。両社は半年前から新メニュー開発に着手し、このたび誕生したのが、ボリューム満点の「勝浦ブルーバーガー」2品です。先月20日に勝浦東急にてお披露目された「さんが焼きバーガー」と「フィッシュ照り焼きバーガー」は、いずれも大変香ばしく、それぞれの食味も抜群と大好評!今月から勝浦東急ゴルフコース内のレストランでランチとして提供されています。勝浦産の低利用魚を活用したこのバーガーは、今後、「勝浦タンタンメン」に次ぐ、ご当地グルメとして本市を盛り上げると共に、漁師の皆様の収入拡大、さらには藻場保全活動への貢献が大いに期待されます。

また今夏、国内で飼育頭数わずか一頭の鳥羽水族館の「ジュゴン」に興津湾の「アマモ」を提供しました。このジュゴンは、主にアマモをはじめとする海藻を食します。昨今、入手が難しくなりつつあるアマモの提供を通じて、藻場環境づくりの大切さを改めて実感しました。
                                         勝浦市長 照川 由美子

 

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