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皆さんは本年度からスタートした「道路里親制度」をご存知ですか。
これは市が管理する道路を「里子」に、沿道地域の皆さんなどを「里親」にみたて、道路の草刈りや清掃活動に必要な費用の一部を市が支援させていただくものです。
市民の皆さん方と市が協働して、きれいな街づくりを進めたい!との願いから「道路里親制度」を実施することになりました。今回は、この制度にまつわる話です。
それは、7月下旬のことでした。勝浦駅入り口交差点から駅に向かう直線道路と駅前ロータリーにかけて点在する多数のミニ花壇をどんな感じにしていったらよいか、墨名区長から聞きながら歩いていたときのことです。
以前は雑草で覆われていた勝浦駅バス停前の花壇がきれいに除草されていました。近くにいたタクシー運転手さんに「どなたが草取りしてくださったかご存じありませんか?」と尋ねたところ、「お客さんを待ってる間、あの同僚がポチポチ抜いていたよ」とのこと。
早速同僚の方にお礼を申し上げると、「誰がやったかなんてのは問題じゃない。自分だけがやったわけじゃないし」とのお言葉。さらりとしたお返事に心から感動し、頭が下がる思いがしました。
花壇では、昨夏のこぼれ種が芽を出したのか、ニチニチソウの花を咲かせているのです!植物の力に目を見張りながら、この芽を残して丁寧に手入れしていただいた花壇を、思わず写真に収めました。
植物も人の心も小さな一歩が、周りの方に、次の世代につながります。さまざまな地域でご協力くださっている皆さん、本当にありがとうございます。
※「道路里親制度」について詳しくは、ページリンクをご覧ください。
勝浦市長 照川 由美子